嬉し楽し美味しい第11回やまかわ会(山川酒造/文・嘉手川学)

   

5月24日(水)、那覇市松山のフリースタイルカフェ「S-pont」で山川酒造ファンの集い「第11回やまかわ会」が行われた。ボクが前回この会に参加したのは2016年2月なので、実に1年3ヵ月ぶりなのだが、最近、山川酒造のスタッフとアッチコッチで会うので、全く久しぶりという感じがしなかった。

2017_5-24_event-report_11th_yamakawa-meeting01ちなみに、ボクはこの日の前日、久茂地の「カラカラとちぶぐゎー」で行われた13周年祭にも参加しており、普段なら2日続けての飲み会には目を釣り上げてほとんど許可しないカァちゃんも、仕事という隠れ蓑のおかげで渋々というか仕方なさそうに了解してくれたのである。もちろん、約束の時間にちゃんとバスで帰り、多少(かなりだけど)飲みすぎてもカァちゃんの前では酔ったそぶりも全く見せず、普通にテレビを見ながら会話したり、今日は誰々に会ったよとカァちゃんの知らない人の名前を口にだしたり、聞かれてないことをいろいろ話したり(と、この段階で酔っ払っていると怪しまれ始めると)、あまり飲まなかったからもう一杯だけ飲むね、といってあえて泡盛の水割りを作り、一口だけ飲んで「もう寝るネ」といってカァちゃんの追求を逃れるいう、陰の努力があったことはいうまでもない。

というわけで、ボクは久しぶりの「やまかわ会」に19時前に入場すると、案の定、というかやっぱり浜ちゃんがちゃんと参加していた。彼は一昨年、沖縄に住み始めてからは一度も欠かすことなく参加しているという。さすがである(何がさすがだかわからないけど…)。

2017_5-24_event-report_11th_yamakawa-meeting02それから、かつて我社の広報兼渉外兼雑務兼試飲担当泡盛ファン女子大生アルバイト社員だった、今じゃ、現役の「泡盛の女王」の金城ひなのちゃんもプライベート?でお忍び参加。

さっそく浜ちゃんとひなのちゃんのいる席に着くと、第6回やまかわ会で会ったムッシュ(呼び捨てにしてゴメンネ)と、他に2人の人がいた。ムッシュはこの会に第1回目から途切れることなく参加しているという参加者である。この席ではみんなはすでに飲み始めており、ボクも駆けつけ三杯の勢いでテーブルの上に置かれた「3年古酒さんご礁30度」をロックで作り、この席だけで小さくカンパイした。

すると3人から「ウェルカム古酒の試飲はしたの」といわれ、まず最初は4種類のウェルカム古酒の試飲からスタートすることにした。

2017_5-24_event-report_11th_yamakawa-meeting03初めは「2003年蒸留191号43度」。191号タンクから取った2003年の古酒で市販はされていないという。「原酒の43度なんだけど甘くまろやかでぜんぜん舌を刺さない。聞くところによると山川の古酒の特徴は瓶を開けた直後は多少刺激があるが、空気に触れることでだんだんマイルドな味になり甘い香りが開いていくという。香りの特徴はバニラ系よりもカカオ系に近く、ゆっくりゆっくりと香りが立ち上がっていく。この酒は時間が経っているので口に含んだ瞬間から甘味が感じられる。

続いて7番の甕貯蔵で全部で101本しか取っていないシリアル番号付きの「2007年蒸留 甕貯蔵 古酒 珊瑚礁43度」。微かに甕の香りがあって、味わいも甘みがありスーッと飲める。微かに花の香りがして、同じ43度でもタンクとの違いがはっきりわかる。どっちも厚みがあって好みが分かれると思うけど、どちらかといえばボクは酒そのものの味が変化した191号の方が好みかなぁ、でも、かめ貯蔵も捨てがたいなぁ。

続いて「5年古酒さくらいちばん25度」と「5年古酒珊瑚礁35度」。度数が低いだけに「さくらいちばん」は甘い香りでまろやかで甘味が感じられる。ロックやそのままボトルごと冷やして飲んでも美味しそう。5年古酒の「珊瑚礁」は甘味が感じられしっかりとした厚みのある味わいで、古酒の山川酒造ならではの美味しさが感じられた。どれも美味しくて、ずっと試飲をしていたかったが、そういうわけにも行かず席に戻ってユンタクを再開した。

それからすぐに山川宗邦専務の司会で会が始まった。いつものように金城幸盛会長があいさつ。「みなさんこんばんは。早い時間から多くの方が駆けつけ、会を盛り上げてくださいましてありがとうございます。やまかわ会は重ねるごとに大勢の人が集まり、山川酒造の美味しい古酒を飲んでくださっています。私は今日のあいさつを昨夜から寝ずに考えていたのですが、なかなか笑える話を見つけられませんでしたが、私のこの思いをみなさんが忖度していただだきたいです。そして、山川酒造のお酒も忖度して堪能していただきたいと思います。できれば今日だけではなく明日も明後日も忖度していただいて、できれば10年くらい毎日忖度していただいて山川酒造のお酒をみなさまのおともにしていただけるよう、何とぞ宜しくお願い申し上げます。今日も楽しんでください」と笑いをとっていた。

2017_5-24_event-report_11th_yamakawa-meeting04続いて山川酒造の山川宗克社長があいさつ。「こんばんは。やまかわ会も11回目を迎えることができ、また、今回は新しいメンバーが増えたということで喜んでいます。うちは古酒に力を入れていますが、どちらかといえば一般酒は知られていても、なかなか古酒が飲まれておりませんでした。今、みなさんのテーブルの上に置かれている3年の30度のさんご礁は、古酒を飲んでもらおうと本部町の居酒屋やスナックなどにおいたのですが、最初の頃は違いがわからなくて、一般酒と変わらないじゃないか、と言われていました。しかし、飲み始めてしばらくして古酒に舌が慣れてきたらとやっぱり味が違うねと喜ばれるようになりました。3、4年かかったんですが今ではいいものを飲みたいと本部町の約90%の飲食店で飲まれるようにななりました。これからも古酒に力を入れて頑張っていきたいと思いますので、今後とも山川酒造の古酒をよろしくお願いします」と語った。

続いて前からこの会に参加していたが、今回、正式な社員として入社したということで新入社員を山川社長が紹介。「紹介するようにといわれ、少し照れてしまいますが、孫ではなく3番目の娘です。3年ほど大分の『ぶんご銘醸』という酒造所で勉強して、昨年帰ってきて、一年間、見習いとして働き、この4月に採用しました。まだまだ未熟ですが、これから工場長にいろいろ教わりながら酒造りに励むと思いますのでよろしくお願いします。では、本人から自己紹介させます」とマイクを渡した。

2017_5-24_event-report_11th_yamakawa-meeting05「こんばんは。自己紹介は父がほとんどしたのですが、改めまして、この4月から山川酒造に入社しました山川真理子です。普段は本部の工場で働いています。まだ入ったばかりなので失敗やいろいろミスがあってよく怒られるのですが(笑)、少しづつ覚えていいきたいと思います」と爽やかに挨拶した。直後に山川専務の方から新商品の「長寿伝説ゴールド」「長寿伝説シルバー」の商品説明をするように振られると「長寿伝説は伝統的な仕次ぎ製法で長期熟成甕貯蔵した古酒です。シルバーは10年以上の古酒をブレンドしています。ゴールドは20年以上の古酒をブレンドしているといわれています」とたどたどしくも初々しく説明。「20年以上といわれている」と聞いてたまりかねて山川社長が出てきてマイクを握ると会場は大ウケ。

2017_5-24_event-report_11th_yamakawa-meeting06改めて社長がていねいに仕次ぎの解説と新商品の紹介。「シルバーは若いのが7年目で古いのは10年以上になります。ゴールドは若い古酒が10年以上、古いのは20年以上の古酒がです。これまで県内の酒造所でちゃんと仕次ぎをして商品化したのはなくウチが初めてです。表記上、一番若い酒しか表記できないですが、中身は県知事賞を受賞したお酒もあり、あと5年10年すると親酒は30年以上の古酒が含まれることになります」と説明。すると会場から「オーッ」と感嘆の声が上がった。そして、マイクをまゆみさんに戻すと「また、ミスして叱られてしまいました(笑)。まだ、勉強不足で人前に出ると頭が真っ白になるってしまいますが、古酒のやまかわ会ともどもよろしくお願いします」と締めくくった。

2017_5-24_event-report_11th_yamakawa-meeting07その後、会場となったS-POINTのオーナー渡嘉敷氏のあいさつがあり、その後乾杯となった。音頭を取るのは今回、プライベートで参加した金城ひなのちゃん。いきなりのご指名で何をしゃべろうかなといっていたがステージの上でマイクを握ると「みなさんこんばんは。2017年度泡盛の女王、金城ひなのです。普段はこユニフォームで県内外にアピールしていますが、今日はこんな格好ですみません。今回で11回目を迎えたやまかわ会ですが、私は初参加ですごく楽しみにしてきました。美味しい美味しい山川酒造さんのお酒を飲みながら楽しい時間を過ごしていきたいと思っています。グラスは準備できたでしょうか。では、カンパーイ」とあいさつすると、大きな拍手が贈られた。

ひなのちゃんに会と乾杯のあいさつの印象を聞いたところ「受付の時に急に頼まれたビックリしました。会は楽しいですね。あいさつの出来は60点です(笑)」とグラスを傾けた。

その後も会はユンタクタイムになり、カウンターには唐揚げやポテト、ピザやピラフ、洋風の煮物などが並んだ。美味しい料理と美味しい酒で会はますます賑わったので、7回目の参加となった浜ちゃんに感想を聞く。「1年7ヶ月前に沖縄に移住してから皆勤です。ボクにとって山川酒造は好きな蔵なので、やまかわ会はいろいろな人がいて楽しいですよ。嘉手川さんと初めて会ったのもこの会でしたよね」という。

ついでに同じテーブルにいた第1回目から皆出席のムッシュにも感想を聞く。「参加したきっかけは、本日からこの会を始めますというのを、たまたまFBで見たんです。それで、ボクでも参加できるのか連絡したら、どうぞといわれ参加したらボクが一番乗りだった。専務とは泡盛青年部で一緒で、その集まりのユンタク会でもボクは皆出席だったんです。この会の楽しさは社長も専務も、参加者全員がいい人で、ここにいるだけで楽しいですね」という。

テーブルの3年古酒さんご礁を何度かおかわりし、思い出したようにまだ残っていたウェルカム古酒の試飲を繰り返しているうち会はお開きになった。ボクはイイアンベーになったので、これ以上飲んだらカァちゃんに叱られると思い、バスもまだ動いているのでバス停のある国際通りまで早足で歩いて車上の人になったのである。

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