（寄稿）サンフランシスコにて、泡盛PRセミナーを開催！（第36代泡盛の女王の崎原有希）

令和5年3月1日（米国時間）、米国サンフランシスコ市において、在サンフランシスコ日本国総領事館と北カリフォルニア・ジャパンソサエティの協力のもと、当地の一般消費者やインフルエンサーに向けた泡盛PRセミナー「Awamori ? A Traditional Spirit for the Modern Age」が開催され、第36代泡盛の女王の崎原有希が講師として参加し、世界に誇る伝統的な沖縄の蒸留酒「泡盛」の歴史や文化的役割、製造方法、飲み方や楽しみ方等について、英語でご紹介させていただきました。

日本酒は世界中で広く知られていますが、泡盛については、飲んだことがないばかりか、存在すら知らない方も多い中、限られた時間ではありましたが、泡盛の魅力を密度濃く詰め込んでお伝えさせていただきました。

イベントに参加された方々が、少しでも泡盛について興味を持っていただけるきっかけとなれば幸いです。また、会場では米国に輸入されている泡盛の他、現在流通していない泡盛も含めて様々な銘柄を色々な飲み方で試飲していただける試飲ブースを設けました。初めて泡盛を飲まれる方だけでなく、既に泡盛を飲まれている方にとっても、新たな泡盛の魅力に出会える機会となるよう工夫しました。

泡盛への認知度が低い中であっても、イベントには定員を超える申し込みもあったほか、当日の参加者からは、「沖縄でしか飲んだことのない泡盛がここで飲めるなんて嬉しい」という喜びのお声や「もっと多くの泡盛を輸入して欲しい」という要望もいただきました。また、泡盛を初めて飲んだという方からも「美味しい」「また飲みたい」というお言葉をいただき、米国での泡盛の更なる普及に可能性を感じることができました。

加えて、本セミナーでは、Netflixシリーズ「ドリンク・マスター: 究極のカクテルを考案せよ!」に出演し人気沸騰中のミクソロジスト・「スズ」さん(クリスチャン鈴木オレリャーナさん)も登壇し、カクテルベースとしての泡盛の魅力について、デモンストレーションも交えて紹介してくださいました。スズさん考案のカクテルが当日の参加者から大好評だったことを見るにつけ、カクテルベースとしての泡盛の普及に可能性を感じるとともに、泡盛カクテルがサンフランシスコ中、そしてアメリカ中に広まり、泡盛ブームに火がつくことを期待しております。

Q＆Aセッションでも、活発な質疑応答が繰り広げられ、泡盛の魅力について広く紹介する機会となりました。

今回、サンフランシスコでは、本セミナーへの参加に加え、総領事館の紹介により、泡盛を取り扱っている飲食店や小売店を訪問させていただきました。海外における泡盛の潜在能力の高さや可能性を再認識し、泡盛の海外展開をより一層進めてゆきたいという気持ちを新たにしました。大好きな沖縄、そして泡盛に興味関心を持ってもらい、好きになってもらうきっかけとなれる様、引き続き沖縄や泡盛の普及活動に尽力致します。

この度は素晴らしい機会を誠にありがとうございました。

（文・第36代泡盛の女王の崎原有希）