初寄港クイーン・エリザベス号を泡盛でお出迎え

   

沖縄県酒造組合と沖縄国税事務所は3月26日、世界で最も有名と言われる豪華客船クイーン・エリザベス号の沖縄への初入港に合わせて、乗客たちに泡盛の良さを知ってもらうための試飲会を行った。

2016_03-26_cruise-ships-queen-elizabeth_awamori-tasting-held_quee-of-awamori02試飲会を行ったのはクイーン・エリザベス号が停泊した、那覇港新港泊ふ頭8号岸壁(通称・若狭バース)向かいの那覇港クルーズターミナルビル2階の出迎えロビー。県内の全メーカーの泡盛をディスプレイし、試飲用の泡盛を用意して準備完了すると、沖縄民謡の生演奏が流れる中、下船手続きを終えた乗客が次々とロビーに現れた。

午前9時という時間帯にもかかわらず泡盛に興味を示し立ち止まって試飲をする海外の乗客も数多く、準備された25度と43度の10年古酒をじっくり味わったり、びっくりしたりとさまざまな表情を見せた。

2016_03-26_cruise-ships-queen-elizabeth_awamori-tasting-held_teasting04今回、初めて外国からのクルーズ船への泡盛の試飲会を開催したことについて、沖縄県酒造組合の玉那覇美佐子会長は「クイーン・エリザベス号は世界中の人が乗っている。その乗客に泡盛を宣伝できたのは大きいです」と答え、「今後は他のクルーズ船でもやってみることも考えたい」と述べた。

外国人観光客からの様々な質問に、笑顔で答えた語学堪能な泡盛の女王・大城美優さんは「初めて泡盛を飲んで、美味しいと喜んでくれたのが嬉しいです」と感想を述べた。

海外からのクルーズ船に対して初の試みとなった今回の試飲会。乗客の動きやテイスティングの進め方、外国語での泡盛の紹介の方法などで戸惑う一面もあったが、海外の観光客への有効な泡盛のピーアール方法として大いに手ごたえのあるものとなった。

今回寄港したクイーン・エリザベス号は2010年10月に処女航海した3代目。初代をイメージするため木材をふんだんに使用し、アールデコ調のインテリアを施したクイーンの名にふさわしい気品に満ちた雰囲気が世界中のファンを魅了している。

日本へは3年連続の寄港で、長崎・鹿児島・横浜・大阪・広島に寄港し、那覇へは26日午前8時到着した。乗客は下船したあと沖縄の観光を楽しみ、午後7時に那覇を離れ台湾・基隆へ向けて出港した。

(嘉手川 学)
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