新年にあたり、泡盛業界の皆様に一言ごあいさつ申し上げる機会を得ましたことを光栄に思います。
1971年は、本土復帰を真近に控えて社会経済のあらゆる面で今後の沖縄の方向を決定づける最も大切な年であります。特に、経済面におきましては、四分の一世紀の長い期間に培かわされてきた基地経済から脱却して、自立的発展のあしがかりを築く重要な時期でございます。
しかしながら、沖縄の経済社会をとりまく諸情勢は、本土から切り離されていた期間が長かっただけに厳しいものがあります。すなわち、内部的には、企業界にも見られるとおり、本土企業との資本や材術の提携による企業組織の再編成および企業合同や系列化による企
業体質的改善等が進行しつつあり、今後とも企業間の激化を予想した真剣な復帰対策が必要かと思います。
政府におきましても、中小企業施策の拡充強化を図って既存企業の体質改善を促進するとともに、戦略産業的開発誘致等の諸施策や強力に展開していく所存でございます。業界におかれても激変する経済環境に対処して、情報化時代にマッチした感度の高い経営アンテナでもって、絶えず前向きの経営が行われることを望むとともに、1971年が業界にとって一層発展の年になりますよう祈念して新年の挨拶とします。
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