令和3年8月11日(水)、東京都豊島区の東武百貨店池袋店で「おうちでも、楽しめる。 沖縄展」が開幕した。昨年に続きコロナ禍での開催。
多くの方が旅行・外食を思うように楽しめない状況下で「家で沖縄を楽しんでもらう」ことをテーマに沖縄の人気物産が集められている。
物産展やイベントの中止が相次ぐ中、首都圏の沖縄ファン、泡盛ファンにとって1年ぶりの百貨店系大規模「沖縄物産展」だ。
泡盛の出店は4社。瑞穂酒造(那覇市)、神村酒造(うるま市)、比嘉酒造(読谷村)、そして今年もバースタイルが叶わず販売での参加になった泡盛倉庫(那覇市)。
また、石川酒造場(西原町)がもろみ酢販売のブースを構えている。
泡盛以外の酒類では、これも昨年同様、浮島ブルーイング(那覇市)と、グレイス・ラム(南大東村)が出店した。
筆者が訪れたのは、2日目のオープン直後。
昨年も同じタイミングで訪展したが、今年は昨年と比べものにならないほどの賑わいだった。
「初日の昨日も、多くのお客様が来てくれました。」と教えてくれたのは、前週の京都伊勢丹での物産展からそのまま来京した泡盛倉庫の比嘉店長。
京都では直前に百貨店にて新型コロナのクラスターが発生し、その影響もあってか来場者は少なかったそうだ。
「1年間待ってましたと言って会いに来てくれるお客さんもいて、本当に嬉しい。」と話してくれたのは、神村酒造のフロントマン・中里社長。
中里社長も京都からの移動組。この半月で数百人と接することに怖さもあるが、しっかり対策と体調管理をしてお客さんを迎えれることに感謝と喜びを感じるそうだ。
浅草に泡盛メインの酒販店・スタンディングバーをオープンしたばかりだという男性客は、
「イベントが少ない中、蔵の人の話を聞きながら買い物ができる機会は貴重で、とても嬉しい」とマスク越しの笑顔で話してくれた。
昨年同様、各ブースでの試飲や試食はないものの、今年はイートイン・コーナーが復活した。
会期は17日(火)までの7日間。商品は、電話やインターネットでの購入も可能だ。
■おうちでも、楽しめる。 沖縄展
会期:2021年8月11日(水)~17日(火)10:30~19:00
会場:東武百貨店池袋店 8F催事場
主催:沖縄県・(株)沖縄県物産公社 / 協力:(一財)沖縄観光コンベンションビューロー
公式サイト: http://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/event/detail/4078/
(文・写/岡山進矢東京支部長)