泡盛女子による女子のための泡盛女子会(座談会)開催!
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[公開・発行日] 2016/12/13
[ 最終更新日 ] 2017/01/12 - 読む
玉城:忠孝酒造では企画課に所属していて、商品開発とかイベントの運営、海外の案件があればその対応もしています。
会社に入って今年で4年目になりますが、正直、大学の時に泡盛業界を目指していた訳ではありませんでした。一般企業で働きたくて就職活動をしていたんですけど、なかなかうまくいかなくて、方向転換をして、オーストラリアに3ヶ月ほど留学をしました。そして海外に出たことで、自分が日本や沖縄のことを意外と知らないことに初めて気付いたんです。それがすごく恥ずかしいなって思って、そこから少しずつ沖縄の文化や歴史を勉強し始めて、もっと深く知りたいなと思っていたタイミングで、泡盛の会社・忠孝酒造が社員を募集しているということを知り、実際工場見学に3回くらい行きました。行ってみたら、泡盛って歴史もあるしおもしろいなと思って、面接を受けたんです。
入社前は泡盛のイメージってそんなに良くなくて、あまり好きではなかったんです。でも、実際入ってみるとほんとに奥が深くて、追求しても追求しても「あれ、これってどんなんなんだろう」って気になることが次々でて来て、おもしろいなと感じています。
友人たちの中で泡盛のイメージが良くないなとも感じていて、飲み会で「このお酒はこうやったら美味しいよ」とか、「あれどう?これどう?」とか勧めても、やっぱりイマイチ変わらなくて、それをどうやったら変えられるかな?というのをずっと考えています。この機会にいろいろ話しながら、何かひとつ形にできるような方向性ができたらいいなと思っています。よろしくお願いします。
司会:みなさんありがとうございます。津波さん、崎山酒造さんでは、女性の作り手さんは一人なんですか?
津波:製造部の中では一人です。
池原:崎山酒造の男性陣は、若くてかっこいい男性ばっかりですよ。
玉那覇:みなさん東京農業大学の出身なんでしたっけ?
津波:東農大出身は私ぐらいで、みなさんバラバラです。地元でお酒造りに興味持った人もいれば、紹介で入って来た方も、ワイン造りを勉強してから地元に戻り崎山酒造に入った人もいます。
池原:以前は清酒メーカーの跡取り息子さんもいましたもんね。
津波:もう自分の蔵に戻られましたが、いらっしゃいました。みなさん視野が違っていて、飲むことがメインだったり造ることがメインだったり軸がバラバラにあって、それを製造部で話し合えるって言うのはけっこう大きいです。そしてみなさんイケメンです。
(一同爆笑)
司会:話の中にも出ていましたが、周りの若い世代は泡盛を飲まない人が多いと感じている方もいらっしゃるようですね。普段お酒を飲む時、みなさんは泡盛を選ばれますか? 泡盛を飲む方は?
(全員挙手)
司会:そうですよね。失礼いたしました。(笑)実際、みなさんは普段どんな風に泡盛を飲まれているのかを伺いたいです。
池原:私はもともとビールが苦手で、最初の一杯から泡盛だったんですよ。今はちょっと飲めるようになったので、最初だけはみなさんに付き合ってビールを飲むようになったんですけど。
玉那覇:最近、若い方で多いですよね、ビールが苦手って言う方。炭酸や苦いのが苦手って。