一口で沖縄の魅力が伝わるクラフトジン「ORI-GiN1848」出陣!(瑞穂酒造)
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[公開・発行日] 2018/10/17
[ 最終更新日 ] 2019/01/29 - 飲む
瑞穂酒造(玉那覇美佐子社長)は平成30年10月16日(火)、沖縄県庁にて新商品「ORI-GiN(オリジン)1848」を発表した。
この「ORI-GiN1848」は、ジンマニアの間で”最も高額なジャパニーズクラフトジン”と評されつつも、その独自性と完成度の高さで、発売から数か月で完売してしまった2種類のクラフトジン「Fresh MIZUHO(48度)」と「Tropical MIZUHO(48度)」を、さらにブラッシュアップし、通年販売を可能にしたもの。
弊紙においても、すでに”記事:世界照準クラフトジン、瑞穂酒造より発売!”にて紹介しているが、瑞穂酒造の酒造りに関するこだわりは尋常ならざるものがあり、世界を視野に入れたクラフトジンの開発にあたっては、徹底した市場調査、素材の研究、そして極限まで突き詰めた製造行程にさらにクラフトマンシップ(職人魂)を込めた作品として具現化された。
一例をあげると、多くのクラフトジンがベーススピリッツに純エタノールに近い風味が少ない蒸留酒を使用するのに対し、瑞穂酒造においては、あえて特殊な酵母で醸した泡盛の原酒を用いることで、ベーススピリッツ(泡盛原酒)の風味をボタニカル(香味原料)の一つとして利用することに成功した。その特殊な酵母”さくら酵母”も、自社が持つ花酵母の分離技術を用いて、本部町の桜から独自に分離培養したものが使用されている。
また、開発コンセプトである”トロピカル&リッチ”を実現するために、県内の隅々までボタニカルを求めて歩き、高級パインとして名高い西表島のピーチパイン(別名ミルクパイン)にまでたどり着き、惜しげもなく使用している。その他、選抜された10種類のボタニカルからの香味成分の抽出方法も、ボタニカルごとの最適解を求めたため、最終製品にたどり着くまでになんと6回の蒸留を必要とする気が遠くなるほどの手の込みようだ。
そんな中、新商品「ORI-GiN1848」は、これら限定発売されたクラフトジンをベースに、さらにジンの要であるジュニパーベリーの風味を強化する改良が加えられ、第42回沖縄の産業まつり(那覇市奥武山公園)を手始めに10月19日(金)より発売される。レギュラー商品(500ml/48度/3,500円税別)となり、容器については手作りの琉球ガラスが使用されなくなったが、中身については一切の妥協を許していない。
再びこの言葉を使わせていただくが、「ORI-GiN1848」は、特にジンに一家言お持ちの方こそ飲んでいただきたい。ジンに詳しければ詳しいほど、瑞穂酒造のクラフトジンの完成度の高さ、そして同時に泡盛のもつポテンシャルの高さをお感じいただけるに違いない。
(二代目預)