会長に玉那覇有紹氏(平成25年8月17日)

  • [公開・発行日] 2013/08/17
    [ 最終更新日 ] 2016/04/26
   

-県酒造組合の第1回通常総会-
副会長三人体制で新役員

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玉那覇有紹会長

昨年8月1日単一組合としてスタートした沖縄県酒造組合第1回通常総会が5月20日、那覇市のパシフィックホテル沖縄で開催され、平成24年度事業報告、回収支決算、平成25年度事業計画などを審議した。任期満了に伴う役員改選では、理事を退任した後、理事会を開き、会長に玉那覇有紹氏(玉那覇酒造所社長)を選任した。来賓として新谷逸男沖縄国税事務所長、篠原成行日本酒造組合中央会長が祝辞を述べた。

昨年7月2日、県内を合併し、スタートした沖縄県酒造組合初の総会は、組合員48人のうち41人が出席した。平良正論会長のあいさつの後、議案審議に移った。

平成24年度事業報告では、泡盛の移出数量が平成16年移出数量をピークに減少を続けるなど、容易に歯止めがかからない状況だったが、同年度で減少傾向の底を打ったとみられる。歯止めがかかった要因として県の支援を受けての域外出荷拡大支援事業及び各メーカーの各種物産展での積極的な取り組み、泡盛マイスター協会等関係団体における取り組みが功を奏した。また「泡盛の表示に関する公正競争規約」違反事案への対応、意思事案の迅速化、団体機能強化を図るため、単一組合化を図ったことなどが報告された。

県内外の各種イベントへの積極的な参加取り組みもかなりの数に上っている。大阪で開催された「第3回居酒屋産業展」では泡盛47銘柄を展示試飲。フードテック2012への出展では、試飲を通じて泡盛ファン獲得を図った。

原料米対策では、価格引き上げを中心に正当や農水省等に対して業界の実状を踏まえて協力に要請、折衝を行った。結果として概ね10%の価格引き上げを実現した。

徹底した知識の改革を図る

平成25年度事業計画では、①古酒ブランドへの信頼の確保策として業界全体として危機意識共有の下、引き続き徹底した意識改革を図り、業界一丸となって泡盛古酒に対する信頼確保に向けた再発防止及び各種法令等のコンプライアンスの徹底を図る。②県酒造組合としての団体機能強化について「引き続き業界をめぐる契繁、かつ諸課題に対して迅速、効率的事務運営を期する」などとしている。このほか、「古酒の郷」への支援も引き続き行う。

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沖縄県酒造組合の第1回総会

泡盛同好会の育成を強化していく

広告宣伝活動として、「マスコミ及び広報紙を活用した広報活動」及び「泡盛同好会」の育成強化、「泡盛の日」を積極的に推進するなどを挙げている。

理事会では、新しい会長に玉那覇氏を選任したほか、新たな副会長に大城勤氏(忠孝酒造社長)を選任した。松田亮氏(ヘリオス酒造社長)、岡田美佐子氏(瑞穂酒造社長)の副会長は再任された。

平成25年8月17日掲載記事

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