2016離島フェアで泡盛島巡り<後編>(文/嘉手川学)

   

続いてちょっと歩いて伊平屋島へ行く。ここでは伊平屋酒造の2種類の「照島 720ml 44度」を試飲。赤いラベルの「照島」はタイ米で造った泡盛と島米の泡盛をブレンドした粗濾過の泡盛で、年に一度だけ島の米が取れた時に製造しているという。粗濾過なので米の香りや花の香りがして、口に含むと甘みがあり雑味がいい感じで広がっていく。

伊平屋酒造の赤ラベルの「照島」。島内産のお米で造った泡盛とタイ米の泡盛をブレンド。ほんのりとお米の香りがしている。

伊平屋酒造の赤ラベルの「照島」。島内産のお米で造った泡盛とタイ米の泡盛をブレンド。ほんのりとお米の香りがしている。

タイ米で造った緑のラベルの「照島」も粗濾過で、口の中で少し暴れる感じだが、ノドの奥に落ちたあとから甘味が感じられる。どちらも昔ながらの老麹仕込みだが、飲み比べてみると微妙に香りが違い、ブレンド酒の方が甘くお米の味と香りが引き立ち、タイ米の方は昔ながらの風味が感じられる厚みのある味わいになっていた。

緑のラベルの「照島」。赤いラベルに比べてお米の香りより昔ながらの麹の香りがする。雑味も多いが44度とは思えない甘さもある。古酒にしたら化けそうな泡盛だ。

緑のラベルの「照島」。赤いラベルに比べてお米の香りより昔ながらの麹の香りがする。雑味も多いが44度とは思えない甘さもある。古酒にしたら化けそうな泡盛だ。

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